報告 | くわもとキャリア設計事務所-桑本玉枝      

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効果的に面談を進めるために、こんな工夫をしています

契約先企業で定期的に面談をしていると、月に一度の訪問であれば「来月も、継続して面談を希望します」という社員さんがおられます。担当者の方や経営者の方は、面談室で何が起こっているのか、気になりますよね。

 

もちろんメンタルヘルス対策も兼ねてはいるけれど、スキルアップのため、業務効率アップのためのコーチング面談に活用してほしい、というのが、契約をしてくださっている経営者側のホンネだと思います。

「会社への不満や上司の愚痴を吐き出す場所としてだけで使われているのなら、たまったもんじゃない」

ですね。

継続面談の方に私がしている工夫は以下のとおりです。

 

「面談を効果的に進めるために」という題名のペーパーを示して、

「今日はどのメニューでいかれますか?」と、レストランで最初にオーダーを聴くような感じで、確認してから面談に入るようにしています。

 

① ただ、話を聴いてほしい

何の忖度もなく、自分のモヤモヤした気持ちを吐き出すことで、スッキリして前に進む力がでます

 

② 他者に話をしてみることで、考えていることを整理したい

こころの中やあたまの中にあることを言語化し、相手に伝えることを通して自分自身の状況や気持ちが整理できます

 

③ 自分の考えを他者に伝え、他者からの意見も聴いてみることで、問題を多角的に捉え、さらに考えを深めていきたい

自分の考え、やり方はこれで合っているのか?ほかにもっといい方法があれば知りたいので、視野を広げて考えてみたいという方に

 

④ 自分の感じている問題や課題について話をすることで整理し、今後自分がどうすべきか、具体的なアクションプランを一緒に考えてほしい

③で整理できたことを、さらに行動レベルまで落とし込んで、何をすべきか、何が出来るか、まで整理したい方に

 

⑤ ④ででたアクションプランに優先順位をつけ、実際に行動にうつしていく時の流れやそのポイントについて、具体化していきたい

 

これは、会議のファシリテーターを務める際にもつかえます。複数の人たちで共同作業をするときに、時間と今日のゴールを確認することは大事ですね。

 

私個人は、ひとり会議でもつかっています。

 

法人全体で新人・若手職員研修を行うことの意味

長いお付き合いとなっている、特別養護老人ホームなりすなさんとは、法人契約をさせていただいています。

【社会福祉法人 青谷福祉会】(https://www.tottori-aofuku.jp/には、

特別養護老人ホームなりすな、デイサービスなりすな、児童養護施設青谷こども学園の3つの施設があります。

 

これまでは、職員数約80名と一番規模の大きい特養を中心に、個別の面談や階層別研修などお手伝いをさせてもらっていました。

今回、入職5年以内の職員さんを中心に、3つの施設より集まってもらい、『新人・若手職員研修』を実施しました。

 

法人本部事務局長の今回の研修への想いは、

①これまで(入職から今日まで)を適切に振り返り、ここまで頑張ってきた自分を認め、今後に向けて適切な目標設定ができるようになってほしい。

②職場で信頼できる人をつくってほしい   ということでした。

 

利用者さん第一の地域に愛される施設にするためには、職員の資質向上と同時に、すべての職員が青谷福祉会に勤めて良かった、と感じてもらえる施設づくりを行うことが大事、と考えておられます。

先日ご紹介した、中堅リーダー養成研修の中でも参加者の関心が高かった『エンゲージメント経営』、ここにつながる内容にもなったと思います。

 

会社との絆・信頼関係を強固にし、成長や働きがい、一体感の感じられる“場”づくりとしました。

メンタルヘルスの観点でも、新しい職場、新しい人間関係、生活環境の変化など、負担の大きいときです。入職5年のちょっぴり先輩は、新人の頃の不安やしんどさをまだ昨日のことのように思い出せるはず。自己開示、他者理解を盛り込んだグループワーク多めの研修の中で、お互いを知って大切にしようとする姿がそこここで見られ、つながりをつくることが出来たようです。

 

そもそも『社員のキャリア形成支援に時間とお金をかけて、今日みたいな研修をしてくれる会社は、最近はなかなかないよ』という話は、事実であっても、法人内部の人がすると恩着せがましくていやらしくなりがちです(笑)

外部のコンサルタントが言うから、新人・若手の人たちにすっと入り『そうなんだー』となります。

 

そして、実際にこれから順次、この新人さんたちを一人ずつ面談でフォローしていきます。

 

鳥取県内中小企業のリーダー層は、イキイキしてました!

鳥取県職業能力開発協会さんの、「中堅リーダー養成研修」で講師登壇させてもらいました。

【鳥取県職業能力開発協会 令和3年度中堅リーダー養成研修】

 

鳥取会場、米子会場各16名定員のところ、両会場とも15名ずつの参加でした。

鳥取県内中小企業の、実にさまざまな業種、職種、役職の方々です。

 

会社によって、中堅リーダーと判断される層は違うので、肩書としては一般職の方から課長級の方まで、幅広く参加がありました。

最近は得たい情報があると、まずはネットで調べるのが一般的です。それを踏まえると、例えば今回参加の中堅リーダーの方々が、リーダーシップやマネジメントに悩んだ際には、ネットや書籍はまずおさえておられる可能性が高いと思います。知識は各自で手に入れられる時代になりました。それも自分に合った方法で、より欲しい情報を、欲しいその時に。

 

そういった意味で、今回のような鳥取県内の企業人がリアルに会場に集まって学ぶ場は、非常に貴重であり、その貴重な機会に何を提供すべきか?を考え、内容は幅広くかつ実践的なプログラムとしました。

 

ワークを体験 ➡ 4人班で感じたことを共有 ➡ 全体共有 ➡ 講師まとめ(ワークの捉え方について、また自社に持ち帰っての使い方解説)

この繰り返しにより、一日をとおしてたくさんのワークから、体験学習をしてもらいました。

 

中堅リーダーの立場の人に何をどこまで求めるか?は会社によって違いますが、それをまずは個々で考え、4人班の中で共有し、他社・他者との違いを感じ、「さて、自分の場合はどうしようか」と考えてもらうステップです。

『業種も職種も、役職も違えど、同じようなことに悩んでいた仲間』の話を聴くことにより、改めて自社で自分に求められていることを“考える機会”となったのはもちろん、講師の一方通行のレクチャーよりも、仲間の体験談は実践するイメージがわきやすかったようです。

 

中小企業が余剰人員を抱えることは難しく、かつ最近の人手不足も手伝って、中堅リーダー層も日々の業務を回すので手一杯です。自分の役割について俯瞰して考えるという時間はとれていなかったと思います。ネットで出てくるような一般論ではなく、県内中小企業の中堅リーダーの立場の仲間たちが、そんな中でもどうもがいているか?を共有することで「元気がでた」「自分に足りないものが分かった」「まずは~から実践していきたい」「同様の内容の研修を自社の人にも受けてもらいたい」など、前向きな感想をたくさんいただきました。

 

誰が一番元気になったのか?それは私自身だと思います。

日頃もそれぞれの業務でいっぱいいっぱいなハズなのに、何とか自分らしいリーダー像を見つけていこうと、一日中頭から煙が出そうな勢いでワークに挑んでいただき、感動しました。

 

今回はそんな参加者の想いを形にするため、主催者側も感染対策についてかなりの配慮をしてくださいました。

パーテーションを購入して当日設置、また必要に応じて使ってもらえるようフェイスガードの配布など、県内の状況は安定しているといっても、コロナ渦にあって安心して参加できなければ意味がありません。

 

鳥取県内の中堅リーダーの方々、それを応援したい人たちは、みなさんイキイキしているのを感じ、私が一番元気をもらったと思います。

社員にやさしい会社ミテックの年度会

「株式会社ミテック」鳥取県米子市の建設会社のご紹介です。

メンター制度導入支援の契約企業様で、今年で4年目になります。

 

写真は、年に一度全社員が集まって行われる「年度会」の様子です。

先日この年度会で、1時間の研修の時間をいただきました。

メンター制度とは、新入社員の定着をサポートするしくみで、配属部署の上司とは別に相談役となる教育係の先輩(メンター)を決めて定期的に面談を行います。

新入社員にとっては、気軽に何でも相談できる環境の中で安心して成長することができます。

またメンターにとっても、リーダー・管理職としてのマネジメント能力向上の機会をつくることになります。そして、年に一度はこうして全社員さんに対して「ミテックではメンター制度で新人さんを育成している」ということを再認識してもらい、教育係(メンター)以外の人たちにも仲間意識をもってもらうような取り組みを行っています。

また、働きがい・やりがいを認識してもらいたいと【ミテックという会社のいいところ】を後ろから前の席へ、リレー方式で紙に書いてまわしてもらうワークをしました。ほかの人の意見を聴き、【受け止め方は自分しだい】ということに気付いてもらうためです。

 

・社員にやさしい

・上下の関係がゆるい

・けっこう自由(やりたい仕事ができる)

・それぞれの部署が活躍しており、安心して働ける

・いろいろな職種がある

・仕事の幅が広い

・事務員さんがしっかりしている

・役割分担が出来ている

・安定している

・賞与が3回ある

・子ども手当がある

・講習を会社負担で受けさせてくれる

・有給休暇がとりやすい

・トイレがきれい

・クリスマスケーキがもらえる

・うなぎがもらえる

 

紙が前に回ってくるまでに多少時間がかかり(笑)前の方の席に座っておられた管理職の方々はヤキモキされましたが、たくさんでてきました。

 

人は、仕事だけでなく家庭などプライベートも含め、ストレスとなることがたまたま重なったりすると、視野が狭くなりものごとの良くない面ばかりに目がいきがちです。そんな時も、この仲間がいればお互いの声かけで救われることもあると思います。

 

なんといっても、外部のキャリアカウンセラーを雇って、きめ細やかに社員をサポートしようという経営者の考え方そのものが、社員にやさしいといえますね。

博愛病院さんで新入職員研修をさせてもらいました

4月1日、新年度の初日、米子市内の博愛病院さんで新入職員研修をさせてもらいました。

 

法人理念から具体的に行動ことばを考えていく重要性や、日々それを実践していく意識など、少し難しい話もしました。もちろん学生と社会人の違い、会社が働く人に求めていること、報告・連絡・相談のコツなど、基本的な話もしました。

また、付き合う友人を選んできた学生時代とは違い、関わる人を選べない社会人としては、人を受け入れることについても、理解を深めてもらいました。

 

ワークシートをつかって仕事をする上で大切だと思うことを考えてもらい、そしてなぜそれを大切だと思うのか、の理由についても考えてもらいました。ワークシートに記入したことを発表してもらい共有してみると、大切なこともその理由も、本当に人それぞれ違う、ということを感じていただけたと思います。

研修会場にいる同期の仲間でも価値観は違うのだから、各配属先の上司や先輩、来年入ってくる後輩、みんな違います。

 

契約先企業の社員さんでは『合わない上司がいるから配属先を変えてほしい』という相談が最近増えているように思います。『“合う”ことの方が少ないのでは?』と考えられるのは、ある程度社会人生活の長い方なんですね。私自身で振り返っても、苦労しながらも何となく『そういうものだ』と体験的に学習してきたのだと思います。

 

“職場なんだから合わない人がほとんどだ”と考えていたら、最初から受け入れるしかない、と思えます。また“合う”上司・先輩とめぐりあったとき、それを当たり前と思わず、その人から学ぼう!と思えます。

 

今回の博愛病院さんは、新人研修だけでなく、年間とおして系統立てられた研修計画がたてられており、人材育成への姿勢がすばらしいなと感じます。私の中でのホワイト企業の1社です。

 

そんな企業を就職先に選んだ今回の新人さんたち。

『キャリアデザインについても、講義の中でふれましたよね。これからは、自分のキャリアは自分でデザインしていくのです。未来は、あなたの考え方、捉え方次第です。ようこそ、社会人!』

 

そんなこんなも含めて、働くって楽しい!と思える人を今後も増やしていきたいです。