思うこと | くわもとキャリア設計事務所-桑本玉枝      

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2021年母の日に

社会人1年生の長男と、高校2年生の次男に、母の日のプレゼントをもらいました!

東京にいる長男からは、宅配便(クール)でホールのケーキが届きました。

一緒に暮らしている看護科に通う次男からは、歩数計をもらいました。

 

痩せているのに、甘いもの大好きで脂肪肝の持ち主なワタシ。

 

自分のためのホールケーキなんていつぶりだろう??

運動不足を気にしながらも、一向に行動しようとしない私に歩数計なんて心ニクイ!!

息子たちのおくりものにテンション上がりました。

 

ケーキのメッセージには、「先日初任給をもらいました。ここまで育ててくれてありがとう。」とあり、優等生タイプの長男らしいメッセージに、うれしいようなちょっぴりさみしいような。

次男からは「看護科5年間だけん。しっかり体調管理して卒業まで学費よろしく!」これまた次男らしいセリフに元気がでました。

 

来月で50歳。かあちゃん、まだまだこれからですよー。

70歳まで、あと20年は働きたいと公言していたら、先日キャリコンの勉強会で知り合った73歳の方が「どうやって80歳までやってやろうかと考えている」と教えてくださいました。

ステキです!負けられません。もちろん私もその日から目標を80歳に変えました。

 

しっかりケーキもいただき、歩数計つけて運動も始めますよ。

 

今年は50歳のふしめに、キャリコンとしての学び直しもしています。

筑波大学のキャリア・プロフェッショナル養成講座(第7期)をオンライン講座で受講しています。11月までほぼ毎週、全27日のプログラムです。

ここでは脳みそに汗かきながら、80歳までいきいきと働ける自分づくりをしていきたいと思います。

 

何かを変えたいときの最初の一歩

『他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。』

これは、カナダの精神科医エリック・バーン博士のことばです。

 

『他人と過去は変えられない』ということも、『自分と未来は変えられる』ということも、ことばにしてみると、ごくごくアタリマエのことだと頭では理解できます。

 

企業への訪問支援でカウンセリングをしていると、こんな方が多くおられます。

 

『あの時、あの人があんなことを言ったから、私は自分の意見が言えなくなってしまった』

と、過去の出来事に囚われたまま、『変えられる自分と未来』は何もしないで嘆いている。

『まずはあの上司が言い方を直してくれないと、職場の雰囲気なんてよくならない』

と、他者が変わる方が優先だと、『変えられる自分と未来』は何もしないで嘆いている。

ごくまれに、同じような経営者の方に出会うこともあります。

『わが社の社員は全体的にモチベーションが低いんです。成長しようという意欲が感じられない。育った環境なのか、これまでいた会社の影響なのか・・・。まずは社員がヤル気になってくれないことには、会社としての人材育成も意味がないんです。』

 

あれ(過去)のせいで、あの人

(他人)が変わってくれないと、自分は変われない。

 

過去そのものを変えることは出来なくても、過去の“価値”や“意味”を捉え直すことはできます。

 

あの時(過去)、あの人(他人)があんなことをした(言った)から、そのおかげで今の自分がある。

すべてのことに意味がある。と、考えてみると、なにか変わってきませんか?

 

過去と他人を捉え直して認めたとき、自分と未来を引き受けることができます。

望む未来をつくるために、自分にできるなにか、を一緒に考えていきましょう。

人材育成の費用対効果

『キャリア面談や研修にそれだけ時間や費用をかけて、どんな効果があるの?』

人材育成担当者からは聞かれませんが、経営者からはときどき聞かれます。

 

人材育成担当者は、文字通り自分の担当業務として“人・組織”を中心に考えればいいのですが、

経営者はほかにもお金のこと、事業戦略のこと、コンプライアンスのことなど、さまざまな課題をにらみながら日常をおくっておられるので当然です。

 

では、さいしょの質問に対して、キャリアコンサルタントとしてどう応えるか?

一般論での説明だとこんな感じでしょうか。

 

「人材育成というのは、時間と労力はかかりますが、長期的にはかかった分以上の会社の大きな利益となって還元され、さらに継続していくことで将来的にもより大きな利益につながることが予想できます。目先の費用やかかる時間にとらわれるのでなく、一歩先の未来を視野に入れて人材育成を継続していくことが重要です。」

・・・・これだと、やっぱり目先の費用やかかる時間の方が気になってしまいますよね。

 

「今、人手不足なんだけど!売上も下がっているから、経費はかけるよりも削りたいんだけど!」

と返ってきそうです。

 

私たちキャリアコンサルタントは、その組織のもつ課題に対して、一歩先の未来を提案できる“口”をもつべきだろうと思います。そして、人材育成を何のために行うのか、どんな目標をもって行うか、を経営者含め社内で意思統一しておくことが重要です。

 

私たちキャリアコンサルタントは組織開発の専門家ではありますが、

会社が、組織が、経営者や担当者が、人材育成に取り組もうというとき、外部からお手伝いをすることしかできないのです。

まずは経営者の方からの冒頭の質問には、【それは私の(私の会社の)問題だ】という認識を深めてもらい、共に考えるという姿勢でかかわっていきたいと思います。

教育研修はお金がかかる?!

2016年4月1日、職業能力開発促進法の改正がありました。

この改正のポイントについて、
慶応義塾大学名誉教授の花田先生が、とてもわかりやすくまとめておられます。

https://www.keiomcc.com/magazine/report162/

 

ポイントを8つにまとめておられますが、その中で事業主が知っておくべき重要な点は、

事業主に対して、労働者が自らキャリア開発の設計・目標設定、そのための能力開発を行うことの支援を(努力)義務としたこと(10条の3から)

キャリア開発支援の中核にキャリアコンサルティングが位置づけられ、事業主が必要に応じて講じる措置として、その提供を行うことを規定したこと(2条5項、10条の3)

キャリア開発支援にあたってはキャリアコンサルティングに加えて包括的なキャリア開発支援活動の提供が事業主に実質的に義務付けられたことになり、自己のキャリア開発の振り返りの機会となるキャリアドックやキャリア面談、支援型の管理職の役割強化、現場におけるキャリア開発の機会の提供、個人がキャリア自律を推進することを支援する現場活動の重視が、これからのキャリア開発支援において重要な役割を果たすことが確立されたこと(花田先生の解釈による表現)

経営者の方や人材育成担当者の方の、大きなため息が聞こえてきそうです。。。

経営者の方や人材育成担当者の方からときどき聞かれることがあります。

 

「そうはいってもお金もないし、人手不足で研修の時間をとるのも難しい。

お金も時間も最低限で、コレだけやっておけば大丈夫っていうのはないの?」

 

中小企業にとって、お金も時間もムダにできないからこそ、その組織の課題に合わせた支援を考えることが重要です。組織の課題を整理するためにヒアリングを行いますが、

【経営者の思いや意識】【人事部門の思いや制度】【労働者個人の思い】

これらは、同じ組織内でもイコールではない、といった複雑な現象が起こっていることも、私たちキャリアコンサルタントは考慮しています。

 

「正解」のない分野だからこそ、経営者の方や人材育成担当者の方に信頼され、多様化する活動領域においても期待される役割を果たしていけるよう、本質をつかみ多様な視点を養い適用する力を身につけていく自己研鑽は欠かせないなと思います。

管理職がコレを知っている会社はうまくいく!②

1月18日のつづきです。

 

キャリアコンサルティング面談は、前回『予防』が大事だとお伝えしましたが、
悩みがある人が面談を受けてはいけないわけではありません。

ただ、「悩みがあるから相談したい」とわざわざ外部カウンセリングを希望するということは、火事でいうところの、すでに【火災発生】している状態だといえます。

1月18日に登場したこの事業所では、数年間契約を継続してもらった結果、ひととおりの社員面談を実施し、それぞれに起こっていた【火災】の【消火活動】が終わり、【火の用心】の段階になったのだ、と私は考えています。

 

【火の用心】の段階、つまり今回のこの担当者の面談では、部下の育成や部署全体のマネジメント、組織貢献として自分に何が出来るか?など、大きな問題が起きて悩む前に自分らしいリーダーシップについて考える時間をもつことができました。それにより将来起こる【火災】を未然に防止できる思考力がついたり、自分の力で【初期消火】ができる対応力がつくのだと思います。

そういった、思考力や対応力を事前に身につけておくことが、【ボヤ騒ぎ】で済ませることにつながり、結果的にメンタルヘルスの問題やハラスメント問題を【未然防止】するのです。

 

この【火の用心】の重要性について、7つの習慣/S.コヴィー先生の、仕事の優先度を判断する際に使われる、重要度と緊要度のマトリクスにあてはめて考えてみたいと思います。

20210120

 

4つのフレームの中の、右上は【火災発生】つまり、急いで解決すべき事案がすでに発生しており、その対応に追われています。ある意味「仕事をしている!」と感じる瞬間なのかもしれません。ただ、コヴィー先生はとても厳しく、右上ゾーンの仕事に追われて「仕事をした気」になるなと言われています。

重要なのは、左上ゾーンの【火の用心】をいかに意識するかです。

 

火の気がないときに、左上ゾーンのことをしっかり意識できていれば、消火活動というメンタルヘルス不調者への対応も、火災後の再建というメンタルヘルス不調者の復職支援やハラスメント問題の調整などといった、右上ゾーンの仕事が発生しなくなるのです。

 

働く個人にとっても組織にとっても、右上ゾーンにとらわれず、長期的な観点でもって左上ゾーンを意識することが重要であり、それによって個人も組織も成長すると効率化が進み、右下ゾーンの仕事への対応も難なくこなせる、ということになると思います。