キャリアコンサルタントとして | くわもとキャリア設計事務所-桑本玉枝      

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キャリアコンサルタントは一人事務所で起業して、やっていけるのか?

私自身も、キャリアコンサルタントとして所属している団体、一般財団法人ACCN(https://www.allccn.org/)中国四国支部ウェルカムイベントで活動報告をさせてもらいました。

 

「この地域の人びとがキャリアコンサルタントに期待していることは何か、そしてその期待に応えるためにキャリアコンサルタント自身は何をなすべきか、どのようなコミュニティをつくるべきか」をともに考える、オンラインイベントです。

(当日使用した資料の最初の2ページ)

 

全国から集まったキャリアコンサルタントの仲間に、中小企業にこそキャリアコンサルタントが企業に出向いて個別面談をしたり研修をしたりといった、セルフキャリアドックの導入は、効果が高いと感じている、ということをお伝えしました。

20分間でしたが、私なりに6年間やってきている事実と、やってみて感じたことも含め、キャリアコンサルタントとして企業分野で活動することのやりがいをアツク語ったつもりです。

 

一方で、私自身がそうだったように、「キャリアコンサルタントは世間ではまだまだ認知されておらず、独立して一人でやっていくって、安定収入が得られるの?」という一番心配な部分にも、生々しく触れてみました。

 

 

現在の課題としてもお話しましたが、

「キャリアコンサルティングって何?」

「セルフキャリアドックって何のこと?」

こういった質問が、訪問先企業の社長さんや人材育成担当の方からでてきます。

この質問に、専門用語やカタカナことばを使わずに説明できるようになるのが、現在の目標です。

 

社長さんや人材育成担当の方はキャリアコンサルタントではないので、専門用語を使って説明するのは失礼です。そして、何なら“コンサル”ということばだけで、マイナスなイメージをもたれることもあります(笑)

 

上記のような質問がでてくるということは、自組織に対し何らかの問題意識があり、興味をもってもらえたということ。なので、そのお困りごとが語られる中で、社長さんが使った言葉を引用して“キャリアコンサルティング”について説明できたら、一番いいなと思っています。

 

 

最初からキャリコンとして独立企業して成功してやろう!など、何か大きな目標があったわけではないのです。上記のような工夫をしているのも、6年間の中で何度も失敗した中での気づきです。

 

わらしべ長者物語の青年のように、他者の困りごとを一緒に解決する姿勢を取り続けた結果、企業分野におけるキャリアコンサルティングという活動を継続できている、というだけなのです。

そして、実際にしてきたこと、それらすべてを『キャリアコンサルティング』っていうんじゃないの?というイベント参加者の方の意見に、私自身がこの6年間を認めてもらったようなうれしい気持ちになりました。

キャリアコンサルタントって何する人?

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国は、事業主に対し

職業能力開発促進法第10条において、事業主は「労働者が自ら職業能力の開発及び向上に関する目標を定めることを容易にするために、業務の遂行に必要な技能及びこれに関する知識の内容及び程度その他の事項に関し、情報の提供、キャリアコンサルティングの機会の確保その他の援助を行うこと」とされています。(チラシ赤字のところ)

 

一方で、キャリアコンサルタントに対し、

令和3年6月16日 厚生労働省発表

「働く環境の変化に対応できるキャリアコンサルタントに関する報告書」を公表します (mhlw.go.jp)

 

キャリアコンサルタントが役割を果たす際には、今回6月に発表になったように、スキルアップをしていきなさいよ、国もその場をつくるように頑張るからねということのようです。

 

【報告書のポイント】として3つにまとめられており、なかでも

3.キャリアコンサルタントに求められるものと必要な施策

(キャリア支援者の専門職としてキャリアコンサルタントが習得すべきこと)

(1)専門性を進化させ、実践力を向上させる

(2)多様な働き方や年齢階層などに応じたキャリア支援に精通する

(3)企業内の課題解決に向けた提案力を発揮する

(4)外部専門家との連携や外部資源を活用する

(5)就職マッチングやリテンション(職場定着など)を意識する

 

 

私がキャリア支援の仕事ができたらいいな、と学びはじめたのが2005年。あれから16年経ちました。

当時は国もキャリアコンサルタントをまずは増やしていこう、という時期だったと思います。年々求められるものが明確になり、上記のように(キャリア支援者の専門職としてキャリアコンサルタントが習得すべきこと)なんて表現で、資格取得してあぐらをかくなよ!と国から言われているように感じます(笑)

 

 

・・・・・ドMの私にはたまりません!

キャリアコンサルタントのみなさん、一緒にやってやろうじゃありませんか!

企業分野で支援活動するキャリコン仲間を増やしたい

先日、岡山キャリアコンサルティング勉強会に誘っていただきました。こちらの会では、岡山市内で定期的に集まって勉強会をされていましたが、現在はコロナ対策のためにオンラインで実施されています。その際、中四国のキャリアコンサルタント16名の方々が集まった(オンラインの)場で、お話をする機会を得ました。

 

ハローワークを卒業してひとり事務所を構えることになった経緯や、契約先企業とどのようにつながったのか、安定した収入が得られているのか、組織を支援する上での難しさや私が大事にしていることなど、精一杯お伝えしました。

キャリアコンサルタントという同じ志の仲間に、企業分野でジタバタしているひとりのキャリコンの生きざまを知ってもらい、これも悪くないなって思ってもらえたら、というのが私の企みでした。

 

結果、皆さんに好意的に受け止めてもらい、「刺激になった」「自分も出来ることからやっていきたい」などの感想をいただけました。

 

日々、企業に入って労働者の方、現場リーダーの方、人材育成担当者の方、経営者の方、さまざまな立場の方のお話を聴き、整理し、組織の向かうべき大きな方向性に統合させていく、という活動の中で、知識・経験不足に毎日ブチあたります。

勉強会の中でも「ピンチ!と思った経験はどんなことか?」と質問をいただきお答えしましたが、

毎日が“ピンチ”なわけです。

 

ハローワークでの支援のように、就職活動中の場面、と決まったステージでの支援ではなく、新卒から定年、再雇用からの本当の意味での労働市場からの引退まで、働く労働者の方の支援においては、ステージも多ければ多様性もどんどん広がっています。

さらにコロナ渦という状況も手伝って、教科書どおりの支援など存在しないのでは??というレベルで、まさに毎日がピンチです。小手先の知識・経験ではどうにもならないことが多いと感じます。

 

「キャリアコンサルタントとして以前に、人間力が大事だと感じた」という感想もいただきました。

 

どう対処するのか、分からないままどんどん対処していけば、引き返せない事態になる恐れもあり、正解がないこともそのときの最適解を担当者の方と脳みそに汗かきながら、一緒に考えるという誠実さはもちあわせておきたい、と思っています。

 

毎日ピンチのハラハラ感と、ほかに出来ることはなかったのかというモヤモヤ感を抱えています。

学びの自転車操業は、ここ数年フル回転です。

 

ただ、経営者の方はもっとそうだと思うのです。

誰よりも自分の会社を我が子のように大事に思っておられ、いろんな手立てをうち、思った結果にならず、もしも会社が・・・と考えると、(社員もその家族までもどうなってしまうのか?)と、ハラハラとモヤモヤを抱えておられるのだと思います。せめて、一緒に悩み考えていきたい。

 

勉強会の中で、「桑本さんはハラがくくれている」などの評価もいただきましたが、この4月で企業の支援活動を始めて7年目になります。最初からハラがくくれていたわけではないように思います。

自分に出来ることの引き出しを増やす努力も精一杯しているのに、それでも毎日新しいピンチに見舞われる。ベストを尽くしても思ったとおりになるわけではない、ということを受け止めることが出来るようになったのは、ここ最近のように思います。

 

そこにはいつも、自社のピンチの場面で自社の仲間たちのために、必死にもがいておられる担当者の方や経営者の方の姿がありました。

キャリアコンサルタントがしんどいなんて、口がさけても言えません。

キャリアコンサルタントの更新講習しています

キャリアコンサルタントは、国家資格化されて5年をむかえます。

更新をするためには、知識講習を8時間以上、技能講習を30時間以上受ける必要があります。

知識・技能の継続的な自己研鑽に努めることで、資質を保証しようというものです。

 

今回は『中小企業における効果的なキャリア形成支援』という更新講習の講師を務めました。

朝9時半から夕方4時半までのZOOMを使ったオンライン講座です。全国から18名の方に参加いただきました。

 

朝の自己紹介で『就職支援ではなく、企業内の領域で活動をしていきたいが、それを学ぶ場が少ないと感じていたので、題名を見て受講を決めた。』と教えてくださった方がおられ、身の引き締まる想いでスタートすることができました。

 

キャリアコンサルタントの育成の分野で、私が出来ることって何だろう?

更新講習で、私が語る意味って何だろう?

 

私が日々行っている企業支援の現場のリアルと理論をつなげてお伝えすることかなと、私なりに考えています。中でも、中小企業の経営者の方に、キャリア形成支援にお金と時間をかけるメリットを伝えられる“口をもつ”ことが、私たちキャリアコンサルタントには大事だと常々考えているので、それを講習の中でお伝えました。

講習後、受講いただいた方からメールが届きました。

『鳥取県で、キャリコンとして独立起業できていることに驚いた。田舎の会社では、キャリア形成にお金をかける意識が低いと感じていたが、課題の解決に向けた提案が出来ていなかっただけで、こちら側のやり方の問題だと感じた。机上の話ではなく、現場の話が聞けて実務レベルで参考になった。私もキャリア形成の重要性が説明できる、“口をもつ”ことに磨きをかけていきたい』

 

とてもとてもうれしかった。

自分の中で(本当にこれでいいのか?)とやっていたことが、私がこの講座をする意味が明確になった瞬間でした。

企業分野で活動するキャリアコンサルタントが、もっともっと増えたらいいのにと考えています。

私の企業分野での活動について具体的にお伝えすることで、自分もやってみよう!と思ってもらえるきっかけにしていきたいと思っています。