11月, 2020 | くわもとキャリア設計事務所-桑本玉枝      

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【月別アーカイブ】2020年11月 |

4つのタイプ、あなたは何タイプ?~改善方法編~

人をもっとも特徴づけるのは、他者とのコミュニケーションの取り方である、という前提にたち、コミュニケーション・スタイルによって分類したものを4回に分けてご紹介しました。

1.コントローラー

2.プロモーター

3.サポーター

4.アナライザー

 

あなた自身は、どのタイプの傾向が強いと感じましたか?

あなたがうまくやりたい相手は、どのタイプだと思いましたか?

 

今回は、それぞれのタイプの強みと課題に対する改善案を整理しました。

 

【① コントローラータイプ】

強み:決断力と統率力

反応が早く行動力に優れ、決断ができる。トップダウン型のリーダーに向いている。

■改善案■

1.権限委譲

ある程度部下に任せて腹をくくること。状況をコントロールしていたいがためについ介入し過ぎてしまい、部下を信頼しない独善的なリーダーということにも。

2.10倍ほめる

自分自身がほめられることをさほど必要としないタイプのため「それくらいやって当然」というスタンス。他のタイプの部下は、結果だけでなくプロセスも認められたがっていることを肝に銘じる。

 

【② プロモータータイプ】

強み:影響力

夢やビジョンを語って、自然に部下のモチベーションをたかめることができる。

■改善案■

1.緻密な計画と現実的戦略の欠如

新しい発想がわくと簡単に優先順位を狂わせ、結局当初のビジョンを実現できないことも。アナライザー的視点をもった人材を右腕として起用する。

2.十分な情報収集

思いつきで行動を起こしてしまうことが多く、リーダーの立場の場合、組織にとっては大きなリスクに。他のタイプのメンバーが十分な情報収集をしてフォローするしくみを作っておくこと。

 

【③ サポータータイプ】

強み:合意をとって進める力

メンバーの気持ちを大事にし、気配りと声掛け、承認を与えていくことも忘れない。

■改善案■

1.決断をする

人の意見を聞きすぎて重大な決断ができないことも。波風立たせないためにメンバーの話を聞くのではなく、決断し責任を担うためだということを忘れない。

2.言いにくいことも言う

和気あいあいとした関係を大切にするあまり、部下にとって必要なことも言えない傾向が。部下にとって、組織にとって必要なことは、耳の痛いことも後回しにせず伝えること。

 

【④ アナライザータイプ】

強み:専門性と分析能力

速さよりも正確さ、イメージよりも実質が求められるような場面で力を発揮。

■改善案■

1.決断のスピードを上げる

正確に事を成し遂げようとするあまり、決断が遅れがち。ビジネスにおいてはタイムリーな決断を求められる局面も多い。見切り発車ができるマインドをもつ。

2.全体を俯瞰する(“森を見る”)

自分の専門性にこだわってテリトリーを守ろうとする傾向が強い。リーダーとしては、大局的見地から物事を捉え、判断していくことが求められていることを忘れない。

 

 

いかがでしたか?

 

自分自身に対しては、課題については改善案を意識して出来る範囲で努力する。それ以上に、強みを意識的にもっともっと伸ばすようにしたいものです。

部下をマネジメントする際には、改善案として示した課題の部分をフォローしてあげられるような関わりを心掛けてみてください。

まちがっても、『〇〇さんは~タイプだから・・・がダメなんだ。』などといった決めつけた使い方は、コミュニケーションの質も量も低下させます。

 

職場では、誰もが尊重される気持ちのよいコミュニケーションを増やしていきましょう。

青谷福祉会なりすなの取組みが新聞に掲載されました!

11月18日(水)の日本海新聞(東部版)に「青谷福祉会なりすな」さんの取組みが掲載されました。

20201125

 

鳥取県では、育児や介護をしながら働き続けられる職場環境づくりを担うワーク・ライフ・バランスの実践リーダー『イクボス・ファミボス』の取組みを推進していて、その『イクボス・ファミボス宣言』を実践している企業は600社を超えます。

今回、イクボス・ファミボス宣言企業の中から、仕事と家庭の両立支援などの取組みがとくに優れている企業として、青谷福祉会さんが表彰されました!!

 https://www.pref.tottori.lg.jp/281131.htm

(第4回イクボス・ファミボス宣言優良企業表彰式(R2年11月11日)_鳥取県)

 

私がハローワークに勤めていた頃、求職者の方から『次は人間関係のいい職場で働きたい』という要望をよく耳にしました。人間関係のいい職場といっても、皆さんプライベートでも仲良くしたい!などではなく、職場のコミュニケーションが適切にとれる状態を望んでおられるんですね。

それぞれのライフステージで働きづらさを感じたとき、その会社にそれを支援する“制度”があるか?そして制度を活用するのはお互いさまという“風土”があるか?ということです。

こういったことも、人間関係のよさや働きやすさを図る上で、ひとつの考え方になり得ると思います。

ル・サンテリオン東郷のオンライン研修

今年度も引き続き、鳥取介護労働安定センターの「エルダー・メンター制度導入支援事業」のお手伝いをしています。1時間のキャリアコンサルティング面談を4名の役職者の方に体験してもらったり、1回2時間の研修を6回に分けて実施するなど、施設の要望に合わせた2時間×全8回のプログラムを組んでスタートしました。

 

ただ、やはり今年度は県内でコロナ発生の影響もあり、研修予定だった内容も、一部はオンラインでの個別のキャリアコンサルティング面談に変更し、集合研修も形を変えて実施することになりました。

写真は、今年度の支援先である湯梨浜町の『介護老人保健施設 ル・サンテリオン東郷』のオンライン研修の様子です

 

一方的に講師が話し、座学として受け身で受講してもらう方法ではなく、タブレットも併用して講師と現場の双方向のやり取りを多く組み込んだ研修です。

 

講師である私は、研修会場全体が見えるカメラ、タブレットで会場内の撮影をしてくださってグループワークの様子が分かるカメラ、2台のカメラ映像を確認することが出来ます。

また、事前にファシリテーター研修を受講済みの役職者の方々が、会場でグループワークのサポートもしてくださいました。

私にとっても初めての試みでうまくいくか不安もありましたが、タブレットカメラから送られる映像は、それはそれは活発に意見交換をされているグループワークの様子でした。自施設の接遇・マナー向上のためのチェック項目の一部について、共通認識を図るグループワークを行ったのですが、楽しく、かつ真摯に向き合い、笑顔で意見交換される様子に、職員の方々の明るくほがらかな人柄を感じました。

 

講師が会場にいなくても、グループワーク中心の研修がうまくいくということは、現場ファシリテーターをしてくださった管理職の方々と職員さんたちのコミュニケーションが日頃よりうまくいっている結果だといえます。

 

自施設のルールやマナーについて、自然に意見交換することができる職場の雰囲気は、新しく入ってくる新人さんにとっても、既存の職員さんにとっても、働きやすい職場だと思います。

4つのタイプ、あなたは何タイプ?④~アナライザー編~

今回も前回に引き続き、コーチングのためのタイプ分けのしくみについてです。

人をもっとも特徴づけるのは、他者とのコミュニケーションの取り方である、という前提にたち、コミュニケーション・スタイルによって分類したものをご紹介します。
『自己主張』と『感情表出』という二つの軸をもとに、人には4つのタイプ別の因子があり、その特徴からそれぞれ次のように名づけられました。

1.コントローラー
2.プロモーター
3.サポーター
4.アナライザー

あなたはどのタイプでしょうか?
あなたがうまくやりたい相手は、どのタイプでしょうか?

自分のタイプを知って特徴を自己理解し、相手のタイプに合わせた関わりができると
ストレスをためにくくなります。

今回は4.「アナライザータイプ」についてご紹介します。

自己主張は低く、感情表現も低い。

□ 感情表現も主張も控えめ

□ 理路整然としている

□ 慎重で失敗を恐れる

□ データや事実を重んじる

□ 時間に厳格

□ 自分のペースを守る

□ 行動は慎重

□ 物事に取り組む時、データを集め分析する

□ 計画を立てるのが好き

□ 客観的、冷静

□ 対人関係ではガンコ、まじめと言われる

□ 他人を批判することは好まない

□ 孤立してもあまり気にならない

□ 系統だったことや規則を好む

 

【特徴】

正確さを大切に、調べてからお返事します!というタイプ。あいまいなことしか分からないなら発言したくない。新しいアイデアを出したり場を盛り上げることは苦手だが、計画を立てることは得意。行動は慎重で、たてた計画は実行する前にとことん検討するため、仕事への取り掛かりが遅いことも。自分の意見を伝える際は、出来るだけ正しい答えを出したがる傾向があるので、総じて意見は少なめ。言う時も若干斜に構え、ぼそっと言う傾向も。

 

【相手がアナリティカルタイプだった場合の効果的な対応】

意見を求めるときは、考える時間をきちんと与えることが大事。会議で意見を聞きたければ、前日までに質問を伝えておくと、当日までにしっかり準備して参加します。またこのタイプは何を聴かれているのか、どんな意見を求められているのか、その理由はといった点が理解できないと、意見を言いたがりません。一度話し出したら途中で話をとめず、最後まできちんと聴きとってあげましょう。正確さを大切にしているので、ギリギリ仕事やとりあえずのやっつけ仕事は基本的に苦手です。言われたことも言ったこともけっこう覚えているので、いい加減な対応を嫌う傾向があります。情報整理や管理が得意なので、意見を尊重しつつ任せると、やる気を出してくれます。

 

【相手がアナリティカルタイプだった場合の効果的な質問例】

「このプロジェクトは現状こういう状態ですが、~な状態にするために、いい方法を考えてもらえませんか?」

「来週の会議で~について聞かせてください」

「今月の営業目標に対して今はどんな状況ですか?」

「~についてどう思いますか?こんど、時間をとるのでお話を聴かせてください」

 

タイプ分けを意識することによって、自分とは違う価値観や感じ方、行動のしかたがあることを深く知ることができます。それが、職場で人と関わる際に気持ち的な余裕につながるのです。自分を知り、相手をよく見て聴いて理解し、新しい関係を築いてください。また自分にはない、周りの人の能力を知り、お互いを尊重して活かしあうことに使ってください。

青谷福祉会なりすなで一般職・パートさん対象の研修を行いました

今年度も継続して支援させていただいている、青谷福祉会なりすなさんの
一般職・パートさん対象の研修の様子です。

今回は『自分たちでつくる、働きやすい職場』というテーマで、

1.“人生の最期にどうありたいかシート”をつかった、自己理解と他者理解のワーク

2.アンガーマネジメントの“べき”のワークで、チームビルディングについて体験学習

3.“人手不足解消のために私たちに出来ること”をテーマに、
      桑本ファシリテーターで全体会議

という内容で、体験学習しました。

 

一般職・パートさんたちが集まる年に1度の研修とはいえ、みんなが集まりやすい時間に設定されたスタート時刻は17時30分。業務時間外であり、業務後のお疲れのタイミングなことや、ふだんなら急いで帰宅して家のことをしたりといった時間ですが、5分前には全員きちっと集まって、他部署の人たちとも声を掛け合うなど活気にあふれています。

さらに施設長の労いの言葉と研修の目的説明のあいさつで、ぴりりとしまったスタートをきることができました。

 

当然、研修中のワークは盛り上がります。

同じ職場の仲間たちがお互いを理解し合う時間を『研修』という形でもち、翌日から声を掛け合いまた現場で活かしていく、社内で行う研修はそこが一番効果が高いところです。

 

福祉現場はどこも人手不足であり、また業務時間外の研修は負担も少なくないと思いますが、それでも協力し合って、学ぶ時間を大切にする経営者とその職員さん。

未来の自分たちのため、また、まだ見ぬ未来の共に働く仲間たちのため、と言えます。

こういった職場が、“いきいきと働ける職場“を自分たちで作っていける職場なのだと思います。

社会福祉法人青谷福祉会  http://www.tottori-aofuku.jp/