5月, 2020 | くわもとキャリア設計事務所-桑本玉枝      

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【月別アーカイブ】2020年 5月 |

建設会社ミテックのセルフ・キャリアドック

2016年に、当時の厚生労働省の委託事業、キャリア診断サービスを実施させてもらったのをきっかけに、株式会社ミテックさんとのお付き合いが続いています。

ミテックHP:ミテックの人材育成の紹介

社員約50名の建設会社として規模は県内で中堅どころの企業ですが、人材育成の取り組みとそこに向かう管理職の方々の姿勢はトップクラスだと思います。

もともと人材育成への取り組みは、費用対効果が見えづらくなかなかそこに時間とお金を投入する決断は難しいものです。中小企業にとってはなおさらだと思います。

ミテックさんでは、自社の人的課題を誠実に受け止めた上で、優先課題の中でも手のうち易いところからやっていこうと「メンター制度」という新人を育てるしくみの活用を始めました。

先輩社員がペアを組んで新人と関わっていくことで、はじめて社会で働く経験をする新人の心理的サポートを行います。その先輩社員(メンターさん)もその役割をとおして、他者の価値観を理解できるようになったり、育成的な関わり方を工夫することができるようになるなど、多くの学びと成長が得られます。

さらに今年度はシニア層の面談も強化されています。豊富な知識・経験もありまた役職経験もある人が定年・再雇用という節目に向けて、自分がどう在りたいか?会社から求められる在り方はどうなのか?を立ち止まって考えることは、本人さんにとっても会社にとっても有効なことです。

ところで、個人的な話になりますが、私は道をつくったり配管をとおしたりというカタチに残る仕事をする人たちが好きです。とくに、面談で語られるおもてにでてこない苦労話(関連業者さんへの気遣いと進捗管理、利益を残しつつ納得のいく工事をする、無理をお願いするときの下請けさんとの信頼関係)など、大きな仕事をするための内側の大きな心理的葛藤の話には、いつも感動してしまうのです。

オンライン面談はじめています

新型コロナウイルスにより、契約企業様の感染症対策のため、外部の者が立ち入りできない事業所もあります。それでも行える支援対策をいろいろと勉強してみました。その中でも今回は、訪問しなくても行える「オンライン面談」についてご紹介いたします。

4月半ばから「ZOOM」を使用した面談ができるよう準備を始め、私自身が“習うより慣れろ”とばかりにオンラインの講座を受講したり、無料でオンラインカウンセリングを実施してみたりと経験を重ねました。よって契約企業様には、これまでどおり訪問して対面での面談はもちろん、コロナ等感染症による世の中の動きに応じて、従業員の方は面談室等で、私は当事務所内で行うオンラインでの面談も選んでいただけるようになりました。

onlinemendan

 

実際にオンライン面談ではこんな相談や感想がありました。

 

「自分に自信がないタイプで、対面だとこんなこと話したら相手にどう思われるだろうと気になってうまく話せない。最初はパソコン画面に話すのかと驚いたけど、やってみたら今の私にはこっち(オンライン)の方が自分のペースで話せてスッキリした。」

 

「仕事は年度はじめでとにかく忙しく、休める状況ではなかった。(コロナで)休校の子供を家に置いて仕事をしている自分が許せなくて・・・、でも職場にいるとそんなことを考えるヒマもなくて。そんな状態なので家に帰って子供たちの顔を見ると申し訳ない気持ちでいっぱいで・・・この状況はいつまで続くんだろうと辛かった。」

 

「自分が職場にコロナを持ち込んでしまったらどうしようと不安で仕方がない。家族の行動にまで口を出すようになって、自分がイライラしているのが分かるがどうにもできない。」

 

共通しているのは、他の人もみんないろいろガマンしている。自分だけがツライのではないから、こんなことを口にしてはいけないと思っていた。とためこんでおられたこと。

 

解決はできません。が、誰にも話せていなかったことが話せてスッキリした。これに尽きると思います。

 

限られた時間の中で存分に話をしてもらうために、私たちカウンセラーは聴く技術を学び続けます。

またキャリアコンサルタントとしては、従業員を家族のように大切にする経営者の方に、【セルフキャリアドック】という方法で、一緒に従業員さんを守っていきませんか?!と提案し続けたいと思います。