4つのタイプ、あなたは何タイプ?①~コントローラー編~
今回は、コーチングのためのタイプ分けのしくみについてです。
人をもっとも特徴づけるのは、他者とのコミュニケーションの取り方である、という前提にたち、コミュニケーション・スタイルによって分類したものをご紹介します。
『自己主張』と『感情表出』という二つの軸をもとに、人には4つのタイプ別の因子があり、その特徴からそれぞれ次のように名づけられました。
1.コントローラー
2.プロモーター
3.サポーター
4.アナライザー
あなたはどのタイプでしょうか?
あなたがうまくやりたい相手は、どのタイプでしょうか?
自分のタイプを知って特徴を自己理解し、相手のタイプに合わせた関わりができると
ストレスをためにくくなります。
今回はまず、1.「コントローラータイプ」についてご紹介します。
自己主張は高く、感情表現は低い。
□ 感情を表に出さない
□ 目標達成意欲が強い
□ 仕事の結果重視
□ ムダが嫌い
□ 指図されるのが嫌い
□ 自分の思い通りに物事を行うのを好む
□ 統率力がある
□ 決断力がある
□ 行動的、野心的、エネルギッシュ
□ ペースがはやい
□ 人を寄せ付けない印象を与える
□ やさしい感情を表すことが苦手
□ 他者から怖がられることがある
□ 人をなかなか信頼しない
【特徴】
人から指図されることが嫌い。判断力に富み、スピーディーな対応を好むので、全体的に仕事ができるタイプ。ふだんからリーダーシップを発揮する、もしくは発揮したがる傾向が強い。優柔不断を嫌い、相互の意見を戦わせて関係性を深めることを好む。衝突を恐れず目上の人への意見もハッキリ言う。
【相手がコントローラータイプだった場合の効果的な対応】
とにかく立てる。「教えてほしい」という対応がベター。このタイプに話をするときは、とにかく結論から伝え、説明や連絡もきちんと行うこと。また出来るだけ手短かに伝えることも大切。お互いの役割や責任の所在について明確にし、しっかりと伝えて納得してもらうことも重要。
【相手がコントローラータイプだった場合の効果的な質問例】
「あなたなら、どうしますか?」
「意見をぜひ聞かせてください」
「あなたの計画を教えてくれませんか」
こういった分類分けは、正しい正しくないを問うものではなく、
自分のタイプを知って特徴を自己理解し、その上で相手のタイプに合わせた関わりができると、私たちはストレスをためにくくなる、そんな風につかうものだと思います。
上司や部下、顧客や取引先の方とのコミュニケーションに役立ててみてください!
次回はプロモータータイプをご紹介します。