魅力ある職場づくりのひとつになりはしないか? | くわもとキャリア設計事務所-桑本玉枝      

個人のキャリア支援を組織の成長へとつなぐ

お問い合わせフォーム

            

お知らせ・情報

魅力ある職場づくりのひとつになりはしないか?

「4人に1人が不妊退職」来年の保険適用&助成金で変わるのか?!
というネットのニュースを見かけました。
私がハローワークで職業訓練を担当していた10年前も「不妊退職」はけっこうおられました。おそらく私が女性相談員で言い易かったことや、数か月の訓練を得て再就職という、少し長期的なプランで相談するケースが多かったのも、話題になりやすかった理由だと思います。

当時は、離職されてからの不妊治療と就職活動の両立支援。
いま現在は、契約先企業で在職中に不妊治療と仕事の両立支援です。
それぞれに悩みどころ・やりづらさ、少しずつ違いますが、デリケートな問題なだけに、周囲に相談できずに抱えがちという点では共通するように思います。

また4人に1人が退職しているということは、退職に至らないまでも不妊治療をしている人はもっと多く、その分悩んでいる人もたくさん存在するということです。

ネットニュースの見出しにあるように、国も実態は把握しているからこそ保険適用という金銭的な負担を減らそうという動きがあります。不妊治療は医療機関や通院回数、また「人工受精、体外受精、顕微鏡受精」と段階によっても負担額は変わるので、保険適用になると本当に助かるという人は多くいると思います。ただ、退職をとめることができるのか、という点では保険適用だけでは難しいと感じます。

痛みを伴う治療や検査に加え、注射やホルモン療法などで、吐き気やめまいがあり、午前中受診し午後から出勤の予定がそのまま欠勤になるなど身体的負担が、人によっては大きいようです。
また「今月も妊娠しなかった。いつまでこの治療は続くのか」といった精神的な負担も大きい。
さらに、急に決まる通院日のために職場に迷惑をかける、また周囲の人の目が気になるといった精神的負担もあります。

もちろん、誰もが結婚して子どもをもつべきという風潮をつくるという意味ではありません。結婚する・しない、子どもをもつ・もたないは、いろんな考えがあって尊重されるべきです。

ただ、働き手不足のいま、鳥取県内で求人を出しても応募者がいないという状況の中で、これだけの人たちが不妊治療と仕事の両立に悩んでいる実態をどう解釈し、魅力ある職場にしていくかは考えてもいいタイミングなのかなと思います。

これが正解はないですが、求人を出すさいに、
「働く人みんなが安心して働ける職場づくりを目指して、模索中の〇〇(会社名)です!」
という打ち出し方もアリなのかなと思います。