精神科医の「職場を元気にするメンタルヘルス」を受講しました | くわもとキャリア設計事務所-桑本玉枝      

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精神科医の「職場を元気にするメンタルヘルス」を受講しました

鳥取県、全国健康保険協会鳥取支部共催の、健康づくり担当者研修会が、オンラインで実施されたので受講しました。基調講演として、鳥取大学医学部付属病院精神科の岩田医師が「職場を元気にするメンタルヘルス」と題して講演されました。

 

1.今の世の中は生きにくい

産業構造の変化により、対人ストレスが増加したことや、経済・働き方・社会構造の変化により、頑張っても報われない環境になったこと。また遊び・仲間・交流・体験が変化したことにより、発達段階に応じた適切な体験ができていないことなども背景にあるのでは。

 

2.メンタル不調が起こる状況

不適切な叱責、処理できない業務量など、ストレスがその人の脆弱性、耐性を上回ることで職場不適応が起こっている。

ハラスメントは、他者からの何らかの行為に起因して被害者が心の傷や精神的ショックを受けたと感じることによって成立する。加害者側の意図や主観は問題にされない。

→「相手がどう受け止めるか」まで配慮した言動・行動が必要

「社会人として終わってる。」「みんながあなたのことを言っている」

「前にも言ったよね。」「同じ給料もらってるのに。」「反省していない。」

 

3.ストレスチェック制度から見えてくるもの

ストレスチェック結果の見方、自らのストレスの状況に関して気づくことを促す。

“集団分析”を活用して、課題を分析する。

 

4.元気な職場づくりを目指したメンタルヘルス

これから期待される職場のポジティブなメンタルヘルスとして、従業員のポジティブな心理状態への向上を目標とする。

・能力・ペースには個人差があり、得意な分野を引き出していく

・多様性を受容し、能力・適性を見極めた配置や関わりをする

・その人の背景を知って行動の意味を理解する。観察して気づき、声掛けをする

・育った時代背景の違いから、中高年と若年層では価値観の違いがあることを理解する

・透明性のある、安心できる職場づくりのため、ヒアリングを行うなど従業員の意見を
拾い上げる、閉鎖的にならない、外部の意見を取り入れる、などの取組みを行う

 

改めて鳥取県内の契約先企業での、私の活動を見直す機会となりました。

 

1.の時代背景については、キャリアコンサルタントの勉強会でも言われていることで、私も契約先企業では繰り返し説明させてもらっているところです。

3.のストレスチェックは50人未満のため実施されていないか、もしくは実施されている企業でも集団分析を活用しての改善活動をしておられないところが多いです。今後もっと積極的に提案していく必要がある!と感じました。

そして、2.4については、契約先企業の支援の中で、経営者の方と四苦八苦しながらまさに取り組んでいるまっ最中です!

メンタルヘルス不調で受診された労働者の方の訴えの中から、精神科医として、職場改善の取組みのヒントをたくさん提示していただけ、わたしたちが取り組もうとしていることは、間違っていないと背中をおしてもらった気がしてうれしくなりました。

 

結果を急ぐとうまくいかないことも多く、ほんとうに小さな取組みの積み重ねで、実践し続けていくのは、骨がおれます。その間、経営者・担当者のこころがおれないよう支えながら、取組みを継続していかねば!と思い直しました。

 

企業のみなさん、手をとめず、足をとめず、一緒にやっていきましょう!!