管理職がコレを知っている会社はうまくいく!② | くわもとキャリア設計事務所-桑本玉枝      

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管理職がコレを知っている会社はうまくいく!②

1月18日のつづきです。

 

キャリアコンサルティング面談は、前回『予防』が大事だとお伝えしましたが、
悩みがある人が面談を受けてはいけないわけではありません。

ただ、「悩みがあるから相談したい」とわざわざ外部カウンセリングを希望するということは、火事でいうところの、すでに【火災発生】している状態だといえます。

1月18日に登場したこの事業所では、数年間契約を継続してもらった結果、ひととおりの社員面談を実施し、それぞれに起こっていた【火災】の【消火活動】が終わり、【火の用心】の段階になったのだ、と私は考えています。

 

【火の用心】の段階、つまり今回のこの担当者の面談では、部下の育成や部署全体のマネジメント、組織貢献として自分に何が出来るか?など、大きな問題が起きて悩む前に自分らしいリーダーシップについて考える時間をもつことができました。それにより将来起こる【火災】を未然に防止できる思考力がついたり、自分の力で【初期消火】ができる対応力がつくのだと思います。

そういった、思考力や対応力を事前に身につけておくことが、【ボヤ騒ぎ】で済ませることにつながり、結果的にメンタルヘルスの問題やハラスメント問題を【未然防止】するのです。

 

この【火の用心】の重要性について、7つの習慣/S.コヴィー先生の、仕事の優先度を判断する際に使われる、重要度と緊要度のマトリクスにあてはめて考えてみたいと思います。

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4つのフレームの中の、右上は【火災発生】つまり、急いで解決すべき事案がすでに発生しており、その対応に追われています。ある意味「仕事をしている!」と感じる瞬間なのかもしれません。ただ、コヴィー先生はとても厳しく、右上ゾーンの仕事に追われて「仕事をした気」になるなと言われています。

重要なのは、左上ゾーンの【火の用心】をいかに意識するかです。

 

火の気がないときに、左上ゾーンのことをしっかり意識できていれば、消火活動というメンタルヘルス不調者への対応も、火災後の再建というメンタルヘルス不調者の復職支援やハラスメント問題の調整などといった、右上ゾーンの仕事が発生しなくなるのです。

 

働く個人にとっても組織にとっても、右上ゾーンにとらわれず、長期的な観点でもって左上ゾーンを意識することが重要であり、それによって個人も組織も成長すると効率化が進み、右下ゾーンの仕事への対応も難なくこなせる、ということになると思います。