求人VS求職の攻守交替?!その2
今回は、8/26の求人VS求職の攻守交替?!その1に続いて、その2です。
その1では、労働市場が変化しつつある中、求人する側(会社側)の方々へのご提案をさせていただきました。
その2では、労働市場が変化しつつある中、求職する側(労働者個人)の方々へのご提案をしたいと思います。
何らかの事情で自ら転職を希望し、かつ就職活動の進め方を理解している方。
前職を長く続けておられ、かなり久しぶりの就職活動という方。
学卒で就職してそのまま定年退職をしたので、それ以来初めての就職活動という方。
会社の倒産や人員削減といった、就職活動をせざるを得なくなった方。
ひとくちで求職者の方といっても、いろんな方がおられます。
そして労働市場は、コロナの影響が出る前は、どちらかというと売り手市場。
つまり『たくさん求人があるのだから、求職者の方が仕事を選ぶ』そんな雰囲気がありました。それが、今、攻守交替?!と私は感じます、というのが前回のお話。
今回、求職者の方にお伝えしたいのは、売り手市場だろうが買い手市場だろうが
“大事にすべきことは変わらない”ということです。
結論からお伝えすると、
【就職活動は、人よりすごい資格をもっている人やすごい経験のある人、そんな人が勝つのではなく、準備をした人が勝つ】ということです。
ここで言う“勝つ”とは、納得のいく就職を果たすという意味です。
“準備”とは、自分自身を見つめなおし自分を表現する言葉として、言語化する作業をコツコツと行うということです。
ここで生み出した言葉を、履歴書の志望動機文や面接で、応募先に対して自分を表現する際につかうのです。
よくセミナーなどでお話するのが、
「大人になったら、弱みは無理に改善しようとせず、でもしっかり認識して、気を付けたり人を頼るよう努める。強みは、より伸ばす&活かす!!」ということ。
就職活動をする際は、自分の弱みや強みをどう把握してどう活かしていくつもりかを
語ることが求められます。採用面接では、とくに強みを伝えることが大事です。
ただ、これまでのキャリアコンサルタントとしての経験上、この強みを上手に伝えられる方が非常に少ない。
あまり自慢げに出来ることを語るのは気が引ける、だったり、
自分には自慢できるようなことはひとつもない、と本気で言われる方もあります。
でも・・・強みがない人なんていません。
気付いてないだけ、自分の強みに気付く方法を知らないだけです。
キャリアコンサルタントを活用してください。
ハローワークの窓口には、キャリアコンサルタントとして
あなたの強み発見のお手伝いができる人がたくさんいます。
要領よく、納得のいく就職を果たすコツは、準備をしっかりすること。
その準備は一人でするのではなく、キャリアコンサルタントをうまく活用することです。