求人 VS 求職の攻守交替?!その1 | くわもとキャリア設計事務所-桑本玉枝      

個人のキャリア支援を組織の成長へとつなぐ

お問い合わせフォーム

            

お知らせ・情報

求人 VS 求職の攻守交替?!その1

今日は、労働市場の変化について思うことです。

 

月に2回、ハローワークの就職支援セミナーの講師を担当させてもらって6年目になります。

 

年齢も性別も、職歴も実にさまざまな方が受講されるので、就活自体が不安な方も安心して進めていただけるよう、労働市場について、またハローワークの活用方法など、いつも基本的なことからお話するようにしていました。

 

 

ところがこのセミナー、実は2月をさいごにずーっと中止でした。コロナの影響で。

 

それが、8月から5か月ぶりに再開されたところです。

久しぶりのセミナーで話をしながら、自分の中にときどき違和感があるのが分かりました。

 

前回セミナーをした2月は、まだ有効求人倍率はかなり高く、

売り手市場の傾向が強かったので、そういった雇用情勢を説明していました。

 

面接で納得いかなければ辞退してもいいし、

面接はお見合いと一緒で双方が納得の上で選ぶものだと思います。

売り手市場でなくても同じことが言えるのですが

 

ただ、しゃべりながら違和感があるのです。

 

・・・労働市場がこの5か月ですっかり変わってしまった!?

私も、求職者の方も、採用担当者の方も、なんとなく

“前の売り手市場のままではない”と。

 

 

私がまだハローワークで就職支援のおしごとをはじめたばかりの頃、

平成21年なんかは全国の有効求人倍率が0.47倍。

100人のお仕事探しをしている人たちに対して、47個しか求人がなかったころもありました。

それに比べると1.5倍前後ある時期が最近は長く続いていて、売り手市場と言われていたんですね。

 

コロナをきっかけにこの数字が下がっていく雰囲気があり、どこまで落ち込んでいくのか分からないですが、攻守交替になった感は間違いなくあると思います。

 

 

私は、求人(企業)側と求職(労働者)側、どちらの味方というのはないです。

 

ただ、ここでこれまでの取組みが実を結ぶような企業さんが出てくると、とってもうれしい。

 

売り手市場の間は応募者の方の目にとまりにくい、ハデさのないお仕事(求人)や企業さん。

『アリとキリギリス』のお話ではないですが、冬の間もせっせと【働き易い職場づくり】のために、人材育成やメンタルヘルスのしくみを作って取組みを続けてこられた企業さん。

 

人手不足が大変なのはどこの企業も同じなわけで、その少ない人数でも何とか実施できる社内研修の方法を模索したり、メンタルヘルスやハラスメントなど、緊急ではないけれど社員にとってとても大切、ということにコツコツと取組んできた企業さん。

 

私は、ホワイト企業ってこういう企業だと思っています。

 

コロナで先行き不安が強まる中、求職者の方の安定志向(安心して働ける職場で長く続けていきたいという心理)が戻ってくると思います。

 

【働き易い職場づくり】をコツコツと続けてこられた企業の採用担当者のみなさん!

今ですよ!ぜひこれまでの取組みをHP等で“見える化”して、よりよい人材の確保に向けて

一気に動き出しましょう!!

 

次回は、攻守交替後の、求職者(労働者)側のみなさんの今後の動きのポイントについてです。