新入社員の〇割が、10年以内に退職予定?!
今回は、気になる調査結果を見つけたので、ご紹介します。
「マイナビ」という就職情報サイトで、コロナ渦で入社した新入社員に対する調査がありました。
『2020年新入社員の意識調査』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001273.000002955.html
会社のコロナ対応への満足度やテレワーク利用者の人間関係の希薄さからくる不安、などが中心ですが、上記調査結果の最後【図5】は興味深いです。
私の契約先企業は、現場作業が中心のためコミュニケーションがとりづらい職種、業態です。
そのため、メンター制度やキャリアコンサルティング制度を導入して、定着を図っています。図5にある、話しかけたり面談を行う側の上司や先輩は、自分たちの入社時はそんな風に育ててもらった経験がないので、キャリアコンサルタントがお手伝いをしながら、“しくみ”として、接点をつくっていきます。
育成する側の方々は、最初は話しかけて接点をつくっていきますが、ほかにも新入社員の特性に合わせた関わり方だったり、信頼関係を築いていける聴き方だったり、成長を促すような関わり方だったり、育成していく側もともに成長していくことが求められます。
自分の担当業務をこなしつつの育成なので大変ですが、ご自身の成長にもつながります。
子育てすることで親も育っていく、などと言いますが、社員の育成も同じかもしれません。
そうして育てられた(10年以内には半数が退職予定だった)かつての新入社員さんが、なんと10年後には育成側にたっている、それが理想的ですね。
今は大変かもしれませんが、理想的な10年後をイメージして手をうっていく経営は、健康的です。
お手伝いしますので、一緒に頑張っていきましょう。