労働者の権利と義務について考える | くわもとキャリア設計事務所-桑本玉枝      

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労働者の権利と義務について考える

5月24日の新聞で見かけた記事

「男性4人に1人が育休嫌がらせ被害」 ~上司ら妨害、4割取得諦め~

 

制度はあっても、その制度をスムーズにつかってみんなにとって働きやすい環境をつくることはなかなかに難しいです。

 

今回新聞で目にしたのは男性の育休取得についてですが、ずっと以前から法律で決められている有給休暇ですらきちんと取得できていない職場は多いのではないでしょうか。

 

(労働者側)

◆上司は形ばかり「有給ちゃんととってね」と発言するが、実際に休むとなると嫌な顔をするので言い出しにくく、取得しないままたまっている。

◆休めるのは休めるが、何のために休むのか申告する決まりになっており、リフレッシュのための休暇は取りづらい。

◆家族と過ごす時間につかいたいと家族と日程調整し、上司に有給希望日を伝えたら、先に家族間で日程調整済みであることに対し嫌味を言われた上、他の日に変えるよう言われてしまった。

 

(雇用管理者側)

◆会社的なタイミングも考えずに自分の都合ばかり主張するので、快諾できない。

◆繁忙期にほかの人に迷惑をかけつつ休んだ上、遊んでいる様子をSNSにアップしたため、実は他の社員から不満がでている。

◆休暇は確かに権利ではあるが、現場が困らないか周囲の人への影響はどうかなどを考えて、もう少し言い方を考えてほしい。

 

実際にこれらの意見は、個別面談や担当者の方との話の中で聴いた言葉です。

双方ともに、考え方と言い方に問題があるなと感じます。

 

権利と義務のバランスを考えた言い方が出来ると、職場のコミュニケーションのさまざまな場面で役立ちます。

 

コミュニケーションに関する研修は、さまざまな企業に出かけてさまざまなお題で実施していますが、大事なことはひとつだと思っています。

 

職場のコミュニケーションにおいて大事なことは、『言わなくてもわかるだろう』をやめて『言わないと伝わらない』ことを前提に、言葉を増やしていくことです。

 

ただし上司の方については、“言わなくてもいい一言”や“しなくていい言い回し”にはご注意を。悪気はなくてもハラスメント発言になることもあります。

 

また、正論は正論なだけにもちろん正しいのですが、言い方・伝え方は工夫しないと、ただの正論をふりかざす人になってしまいます。