働きやすい職場づくりのために何から手をつけるか? | くわもとキャリア設計事務所-桑本玉枝      

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働きやすい職場づくりのために何から手をつけるか?

「働きやすい職場にしたい」 これは経営者にとっても社員にとっても共通のねがいだと思います。

ねがいは同じなのに、日々いろんな問題がおこります。

 

社内において、これはパワハラではないか?という相談があったり、メンタルヘルス不調により休職する社員さんがでてきたり、発達障害(グレーゾーン)と思われる特性をもった社員さんの対応に追われ、その上司や先輩が悲鳴をあげていたり。

 

まず、題名の問いに対するこたえ、結論からお伝えすると、上記ハラスメント問題が発生してからの対処ではなく、発生しないよう予防に向けた取り組みを継続することです。メンタルヘルス対策も同様に、計画的に継続して行うことです。発達障害特性をもった社員さんの対応は、部署任せにせず会社全体の問題として捉えることです。

 

「問題がおこりませんように」と祈るのではなく、忙しい中でも出来る予防活動や取組みを継続して実践していくこと、これに尽きると思います。

経営者や担当者の方々が頭を抱えておられる中でよく聞くのが

「昔はこんなことなかったのに・・・」

 

たしかに、私が相談をうけるケースでも、パワハラ被害にあってメンタルヘルス不調をきたしたり、特性をもった社員のフォローに疲弊してしまい、周囲の人がメンタルヘルス不調をきたしたりといったケースが最近増えています。

 

ハラスメントが起こる(増えてきた)背景は、いくつか指摘されています。

①職場環境の変化(出産後も働き続ける女性が増加したこと、雇用形態の多様化、異なる個別の事情をもつ多様な人々の増加、非正規労働者、高齢労働者の増加など)多様性への理解が進まないまま、多様な人々が職場を共にすることになった現状があります。

 

②成果主義の広がり(短期的な業績と効率性の追求、一人あたりの業務量の増加により余裕のない職場になっており、成果を出せない人への風当たりが強くなっている)

 

③働く人々の意識の変化(親にも叱られたことのない若年層の増加、価値観の多様化、ワークよりもライフを充実させたい世代の増加など)

 

④企業がキャリア形成支援にまで手が回っていない(管理職のマネジメント力の不足、個人が自身のキャリアを長期的視点で考える場が提供されていない)

 

こういった背景から、ハラスメント問題やそれが原因のメンタルヘルス不調といった問題が増えていると考えられています。

 

「そんなつもりじゃなかった」「悪気なんかなかった」「(相手のために)よかれと思って」

パワハラ事案で加害者側にお話を聴くと、よく聞く言葉です。

 

これは、会社の教育不足からおこっている問題だと私は感じます。

つまり、“予防”の不足です。