中小企業のメンタルヘルス対策と働き方改革
今回は、社員さんのメンタルヘルス対策についてご提案いたします。
ストレスチェック制度が始まって4年が経ちました。すでに今年度分も実施済みの企業さんは多いと思います。【高ストレス者】と判定がでた社員さんの対応をどうしたものか、と困っておられる担当者の方もおられるのではないでしょうか。
担当者の想いとしては、
「高ストレスという結果が出たことを本人に通知しても、その本人の希望がなければ医師との面談につなぐこともできず、何もできなくてもどかしい。」
「このまま何ごともなければいいが、その後適応障害や自立神経失調症などの診断を受けて休職が必要な状態ともなれば、ストレスチェックの結果が出た「あの時」に何か手がうてなかったものかと、残念に思う。」
というお話をよく聞きます。
もっと言えば、「今回は【高ストレス者】にはならなかったが予備軍として心配だ。」という社員さんも一定数おられるのではないでしょうか?
メンタルヘルス対策は、何より“未然防止”が大切です。
「セルフ・キャリアドック」という、キャリア面談や研修を定期的に実施するしくみの導入を検討されませんか?
これは【高ストレス者】への直接的な対処ではなく、あくまで未然防止です。
既に導入されている企業さんでは、現場に近いリーダー層の方から、
「そういえば、最近職場の雰囲気が何となく明るくなった。」
「そういえば、〇〇さんがいつも辞めたいと言っていたが、最近聞かない。」
「そういえば、コミュニケーションが増えて助け合う雰囲気が自然にできてきた。」
などなど、費用対効果を求められる経営者の方にとっては、効果が見えづらいのが難点です。
ですが、見えづらいだけで効果は上記のように期待できます。
メンタルが平常安定時に面談を実施した場合には、自身のキャリア形成について考える機会となり、中・長期的視点で今後のキャリアを捉え、課題が明確になったり、モチベーションが上がるなどの効果が期待できます。
また何らかの悩みがある時に面談を実施した場合には、外部のキャリアカウンセラーなので、相談の内容問わず、安心して話をすることができます。
このように、個別面談をとおして社員さん一人ひとりが変化していきます。まさに一人ひとりの働く気持ちが改革されます。じわじわですが、確実に効果が期待できる方法ではないでしょうか。
とくに、中小企業さんで好評を得ているのでオススメします。
試行的に実施してみたいという企業さんには、6名以上の実施から承ります。ぜひご相談ください。