ル・サンテリオン東郷のオンライン研修
今年度も引き続き、鳥取介護労働安定センターの「エルダー・メンター制度導入支援事業」のお手伝いをしています。1時間のキャリアコンサルティング面談を4名の役職者の方に体験してもらったり、1回2時間の研修を6回に分けて実施するなど、施設の要望に合わせた2時間×全8回のプログラムを組んでスタートしました。
ただ、やはり今年度は県内でコロナ発生の影響もあり、研修予定だった内容も、一部はオンラインでの個別のキャリアコンサルティング面談に変更し、集合研修も形を変えて実施することになりました。
写真は、今年度の支援先である湯梨浜町の『介護老人保健施設 ル・サンテリオン東郷』のオンライン研修の様子です
一方的に講師が話し、座学として受け身で受講してもらう方法ではなく、タブレットも併用して講師と現場の双方向のやり取りを多く組み込んだ研修です。
講師である私は、研修会場全体が見えるカメラ、タブレットで会場内の撮影をしてくださってグループワークの様子が分かるカメラ、2台のカメラ映像を確認することが出来ます。
また、事前にファシリテーター研修を受講済みの役職者の方々が、会場でグループワークのサポートもしてくださいました。
私にとっても初めての試みでうまくいくか不安もありましたが、タブレットカメラから送られる映像は、それはそれは活発に意見交換をされているグループワークの様子でした。自施設の接遇・マナー向上のためのチェック項目の一部について、共通認識を図るグループワークを行ったのですが、楽しく、かつ真摯に向き合い、笑顔で意見交換される様子に、職員の方々の明るくほがらかな人柄を感じました。
講師が会場にいなくても、グループワーク中心の研修がうまくいくということは、現場ファシリテーターをしてくださった管理職の方々と職員さんたちのコミュニケーションが日頃よりうまくいっている結果だといえます。
自施設のルールやマナーについて、自然に意見交換することができる職場の雰囲気は、新しく入ってくる新人さんにとっても、既存の職員さんにとっても、働きやすい職場だと思います。